オイル交換
◇ピストンとシリンダー、軸受けやカムシャフトなどの摩擦部分の表面をオイルの膜で覆い金属同士が直接に接触しあわないようにし、摩擦力を減らしスムーズな動きを確保します。
チタニックオイルはベースオイルが油膜切れを起こしても、金属表面にチタンの皮膜がある為、金属同士の摩擦損失を最小限に抑えることができます。
◇ピストンとシリンダーの隙間に強い油膜を確保してシリンダー内の燃焼ガスがクランクケース側に吹き抜けないようにする。密封ができないと、出力損失、燃焼ガスによる急速なオイルの劣化が発生する。ミクロの結晶や分子の結合により、オイル単体よりさらに密封性が強化。
◇エンジン内部のピストンや軸受けなど、冷却水では冷却できない部分で発生する熱を奪いオーバーヒートを防ぐ。チタンはロケットなどの外壁にも使用され、放熱や熱抑制に大変すぐれた金属であり、この性質を利用することでエンジンの冷却効果を高めます。
◇シリンダー内で発生したススやスラッジを、エンジン内部に残さないように洗い落とし、微小粒子にしてオイル中に分散浮遊させ、ピストンリング・バブル・ターボ軸受けなどに堆積させない作用があります。有機チタンは無機物に対して吸着する性質があり、スラッジやカーボンといった炭化物に対してもカップリングしていきます。この為、洗浄分散効果が非常に高くエンジン内を常にクリーンに保ちます。
◇エンジン内部に発生する腐食性の酸や水からベアリングメタル、アルミ合金のピストンやシリンダーなどの錆びや腐食による磨耗を防ぐ。エンジンを長期間に渡り停止すると、オイルはオイルパンに完全に落ちてしまいオイル単体では錆を防ぐことはできません。チタン皮膜は金属分子と完全に結合している為、オイルパンに落ちるのはオイルだけです。さらに再スタートした場合、オイルパンのオイルがエンジン全体に行き渡るまでの間、エンジンはオイルなしの状態で動かなければなりません。この時チタン皮膜は防錆効果だけでなく、ドライスタートの金属損失からもエンジンを効果的に守ることができます。
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